エラグ酸の美白効果と化粧品に使われる理由

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ハイドロキノンと同等の力
エラグ酸とは、イチゴなどのベリー類、ざくろ、ナッツ類、ユーカリなどに含まれている、ポリフェノール成分の一つです。
エラグ酸の美白に関する効果のほどというのは、ハイドロキノンとも同等と言われるほど、高いものです。
ハイドロキノンというのは、その含有率によっては美容外科など、医師が処方するほどのものです。
しかしながら、イチゴなどに含まれるエラグ酸といっても、抽出するのは大変難しいといえます。そのため、化粧品などに現在含有されているエラグ酸は、南米や南アフリカに生息する、「タラ」というマメ科の植物から作られています。
各国において、エラグ酸の濃度が決められており、日本では、残念ながら、ハイドロキノンと同等の効果が期待できるほど高い濃度は、まだ認められていないということです。これが認められるようになると、今以上の美白効果にも期待がもてるかと思います。ですが、エラグ酸の美白効果には、今現在でも十分に満足している方が多くいらっしゃいます。
化粧品というものは出会いですので、まだ美白効果を感じられる化粧品に出会われてない方はエラグ酸が含まれた化粧品を使用されてみてはいかがでしょうか。
抗酸化作用
エラグ酸に期待される美容効果とは、様々なものがあります。
まずは、エラグ酸がポリフェノールの一種であるということから、抗酸化作用が期待できます。
抗酸化作用というのは、体のなかの酸化した不要物や毒素を取り除いて、殺菌までしてくれるというものです。
ほかに、シミの元となるメラニンを生成するときに活躍する、チロシナーゼという成分の働きを抑えてくれるのです。
それはなぜかというと、チロシナーゼの中に含有される銅イオンを、エラグ酸が除去してくれるからです。
このため、メラニンの生成を抑えて、しみやしわなどが増えないようにしてくれるのです。
お肌の漂白剤とも言われるハイドロキノンと同等の美白や美容効果が期待できるエラグ酸、食しても安全だということなので、体の内外から摂取してみたい成分の一つでもあります。